キュウリの葉がいい具合に展開してきたので、そろそろ断根
うちでは、多くの作物で断根作業をして、育苗をしています。
断根することにより、胚軸まわりから、新しい根が出てきて、
根量が増加したり、乾燥に強くなったりといくつかの作用が期待できるためです。
さて、昨日キュウリの葉がいい具合に展開したので、断根作業を行いました。
断根挿し木する際に、挿し木する培土にヒナイグリーンとマイコスを仕込んで
新しく出た根に菌根菌が感染するようにしています。
キュウリの断根業の様子
今回は、春の促成栽培のためしなので、一発目の苗の量はとっても少ないです。
まず、切除前の苗はこんな感じ
ちょっと葉っぱがちぎれたりしてるのもありますが、おおむねきれいに出てます。
双葉の間から、本葉が出そうな感じです
切除後の様子
セルトレーの地際からカミソリで一本一本切り取ります。
大体胚軸の長さが2~3センチぐらいかな?
挿し木前の様子
挿し木前に水に浸しているんですが、ここにも一応菌根菌を入れていて
感染率がアップしないかなーなんて思ってます。
緑色しているのは、ヒナイグリーンのパウダーを水に溶いているからです。
挿し木用の培土
ここにもヒナイグリーンとマイコス(MYKOS)という菌根菌資材を入れています。
128穴のセルトレーを使用してます。
発根したら、これをさらに鉢上げする感じです。
これが、挿した後。
双葉のところまでずっぽり差し込みます。
挿し木後は、温度は25~30度ぐらい湿度80%ぐらいで養生します。
挿し木することで、胚軸からの新たな発根も望めるのと
こうやって、胚軸全部挿しこむので、徒長した部分というか
苗が短くなって、さらにがっしりしてくるんですよね。
挿し木するときは、前段階は、ある程度徒長気味に育ててます。
挿し木後は絞り気味にそだてて、がっしりさせる感じ。
これで1週間ぐらいで、鉢上げになる予定です。
はじめまして!
断根挿し木すると連作障害が
出にくくなるとかはあるのでしょうか?
当方狭い庭で今年の春から野菜を育てていますが
どうしてもウリ科とかが重なって
育てる事になりそうなので
お暇な時にお返事お待ちしておりますm(_ _)m
こんにちは
返信遅くなりました。
さて、断根挿木
連作障害の抑制になるかといわれると、一部なる事例も聞いたことはあります。
春夏の野菜はどうしてもウリ科かナス科に集中してしまうので、連作になっちゃいますよね。
うちの場合、トマトを数年連作してますが、特段特有の病気が出たりとか障害がでるってことはほぼありません。
どちらかというと、年々よくなる感じです。
どうしても連作障害が気になる場合は、なにも植えてない間、草を育てておくといいと思います
いろんな草(よく言う雑草)が育つことで、土壌をよくしてくれるので
使ってない間は雑草を育てましょう~