断根した苗ってどうなん?
断根断根って毎日のようにブログに断根断根って書いてるけど
断根した苗ってどうなんか?ってのはあんまり書いてないかもね。
断根苗っていえば、例えばベルグアースさんなんかが、断根接木苗なんてのを売ってて、有名だしシェアいっぱいもってる。
断根をするのとしないのとどう違うのかっていうと
これは、なんだろう?僕もはっきりとは実はわかってないんだけども!
断根は、一度根を全部切り落としてしまって、胚軸カットなわけなんだけど
そうすることで、いったん根をリセットしちゃうわけだよね。
そこで、あらたに胚軸部分から発根させる

うちで、断根に期待している効果は、主に3つ
1つ目は、徒長気味になる苗をリセットできる。生育を整えられる。
2つ目は、新たな根を発根させることで、根量が増える(と言われてる)
3つ目は、菌根菌への感染ルートを確保する
1つ目の話は
いったん根を切り落として、挿しなおす過程で
胚軸の部分を全部挿しこんじゃうわけ
そうするとヒョロヒョロと伸びた胚軸部分が全部土の中に入っちゃうから
その分苗がコンパクトになって、強くなるよね
大体、双葉から下は、全部土に挿しこんでしまうので、
地際から、双葉が出たのと同じぐらいのサイズになる。

2つ目の話
一回根をリセットするから、もちろん植物やヤベーヤベーと思って、根を出してくれるわけ
それも埋め込んだ胚軸部分から根がモシャモシャ出てくる。
普通は、直根が出て、その周りに根が出てきて~ってやるんだけど
直根がなくなっちゃうから、全部不定根みたいなのになる
もちろんそれによって根が増える。(と思う)
3つ目の話
菌根菌への感染ルートを作るって話
うちでは、菌根菌が感染しないアブラナ科の野菜やあとホウレン草以外の作物にはほとんど、菌根菌を感染させるようにしてる。
AM菌とかVA菌根菌とかいろいろ言われるけどね。
菌根菌の効果については、まぁまた別に書くとして
植物も自分の身を守るために余計な病原菌みたいなものを体内に入れないように
防御してるわけ
菌根菌は、根に感染するんだけど
その根に感染させるときに、若い根ほど感染しやすいといわれてるから
やっぱりそこで、新しい根を出させるときに菌根菌を接種したら
感染しやすいかなーと
あとは、植物に少しでも傷がついてれば、より感染度が高まるんじゃないか?と思ったり思わなかったり(ここは想像ね)
という理由から、断根する。
そして今日も断根した!